【評価S】ARC Raiders|遊びやすくも本格的なPvPvE脱出シューターの新定番

ゲームレビュー

1.概要

ゲーム名ARC Raiders価格¥6,000
ジャンルPvPvE脱出シューターセール価格\ 4,800
発売日2025/10/30Steam評価非常に好評
開発元Embark Studiosプレイ時間73時間
対応機種PS5、Xbox X/S、PCプレイ進捗クエストクリア

危険地帯で物資を収集して拠点に持ち帰り、装備を整えながらクエストを進めていくゲーム性。危険地帯にはNPCロボットの「ARC」と、他プレイヤーの「Raider」が存在する。「ARC」はプレイヤーを見つけると攻撃してくる。「Raider」は敵対も協力も自由で、倒せば相手が所持している物資を奪える。死亡すると所持アイテムを失うため、なるべく不要な戦闘は避けたい。だが相手も同じように考えてくれるとは限らない。ARC Raidersは、そういう世界だ。

■YouTubeのレビュー動画

2.項目別の評価(5点満点で評価)

ゲーム性/バランス4.5
操作感/快適さ4.5
ボリューム/コスパ5.0
シナリオ/世界観3.5
グラフィック/デザイン4.5
サウンド/BGM4.0

■ ゲーム性/バランス

評価:4.5 遊びやすくも、中毒性・緊張感がある。

PvPvE脱出シューターというジャンル自体が、戦闘・物資集め・他プレイヤーとの駆け引きなど、緊張感と達成感を味わうことができ、中毒性が高い。他ゲームではかなりシビアなゲームバランスに調整されていることが多いジャンルだが、本作はかなり遊びやすく調整されている。

無料ロードアウトでリスクゼロの出撃もできるため、脱出シューターとしては珍しく「失ってもOK」の気軽さもあり、ジャンル初挑戦という人でもとっつきやすい仕組み。設計図を手に入れることで、装備や消耗品を作ることができるようになるので、しっかりとした装備で出撃することに、抵抗感があまり無い。

欠点としては、高レアリティ武器があまり強くないこと。探索しているときに高レア武器を見つけてもあまり嬉しくなく、ルートの醍醐味が薄れる。逆に低レア武器が十分に強いということは、初心者と熟練者の武器格差が少ないということなので、利点でもある。

また、死亡時のリスクの少なさや低レア武器の強さが相まって、結構雑にPvPされることは多いので、プレイスタイルにもよるがPvPの覚悟は必要。

■ 操作感/快適さ

評価:4.5 軽快でレスポンスの良い操作感。

操作感は良好で、しっかりと重みのある動きながらもストレスは少なめ。リアリティを重視しすぎて操作複雑、ということもなく、一般的なアクションシューターのような遊びやすさを感じる。たまに段差に引っかかったり、段差を乗り越えられないことがあったりもするが、基本的には問題なし。
マップも用意されており、自分の位置や脱出地点の位置が表示されていて、迷うことがほとんど無い。地名も表示されているので、クエストの目的地がどこか判断しやすい部類ではあるが、たまに誤訳されていたり、場所が全然分からないこともあるので、そういうときは苦労する。

■ ボリューム/コスパ

評価:5.0 長く遊べるゲーム性。

ゲーム進行の指針として、クエスト・キャラクターやワークショップのレベルアップ・設計図集めなど、全て達成しようとすると結構なボリュームがある。 それらの目標を抜きにしても、対人要素としてゲーム性が優れているので、無限に遊べる楽しさがある。

本作の価格は定価6,000円と、コスメティックアイテムを除き、追加要素も全て課金なしで遊べることを考えるとコスパが良い。 アップデートによる新要素の追加もこまめに行われており、ゲーム性も相まって、好きな人は無限に遊べる。

■ シナリオ/世界観

評価:3.5 荒廃した世界観は良い。

「ARC」と呼ばれる無人ロボットが蔓延る荒廃した世界で、人間は地下に逃げ延び、打開するためにあれやこれややっていくという世界観。 敵対NPCである「ARC」がシナリオ面でもゲーム面でもしっかりとプレイヤーの脅威として存在しており、緊張感がある。

一方でストーリーの内容は現状あまり大した進展もなく、ゲーム性が重視されるジャンルなので仕方ないとは思うが、おまけ程度のように感じる。

■ グラフィック/デザイン

評価:4.5 綺麗で負荷の少ないグラフィック。

グラフィックがとても綺麗でありながら、描画負荷はさほど重くもなく快適に動作する。 対人要素のあるゲームなので、快適に動作するのはとても重要であり、グラフィックが綺麗であることで荒廃した世界観を存分に感じ取れるのが素晴らしい。

敵対NPCロボットである「ARC」のデザインについては統一感があり、シンプルながら無機質な恐怖と洗練された機能美を感じる秀逸なデザインとなっている。

■ サウンド/BGM

評価:4.5 効果音がハッキリしていて状況把握しやすい。

効果音が全体的に聞き取りやすく、射撃音や被弾音、物音などが「危険が近い」ことをちゃんと教えてくれる。特定の探索ポイントを漁るときは大きな物音が鳴るようになっており、他プレイヤーに見つかる危険性が増すため、プレイに緊張感が増している。

また、エモートによって自分の意思を周りに伝えることもでき、特に「Don’t shoot(撃たないで)」はよく使われており、他のプレイヤーと連携を取るのに役に立つ(意思疎通ができるとは限らないが)。

脱出シューターの駆け引きとして周囲の音を聞くことは重要な要素なので、基礎的な部分がしっかりしているのは高評価。 効果音が重要なゲーム性からして、BGMは消してプレイしていたのであまり印象に残っていない。

3.総合評価(SS~Cの5段階で評価)

難易度が高くなりがちなPvPvE脱出シューターというジャンルにおいて、本作は遊びやすさにフォーカスされていながらも、特有の緊張感や達成感が失われていることはなく、ゲーム性と快適さが、高水準で両立された、多くの人が楽しめるようなゲームとなっている。長く遊べるゲーム性を考えるとコスパもいい。

だが、PvPvE脱出シューターという殺伐とした世界であることに変わりないので、せっかく頑張って集めた物資が、プレイヤーのキルであっさり無駄になってしまう、ということが受け入れられない人は気をつけたほうがいい。

  • 遊びやすい設計ながら、緊張感と達成感を味わえる絶妙なバランス。
  • クエスト・拠点育成・設計図収集など、ゲーム進行の目標が多い。
  • 6,000円という価格ながら、無限に遊べるゲーム性でコスパがいい。
  • グラフィックと動作の快適さの両立、ARCの設定も世界観に合う。
  • 効果音が情報として機能していて、駆け引きが成立する。
  • PvPvE脱出シューターというジャンル自体がストレスが溜まりやすいので、PvPによる理不尽なキルが苦手な人には合わない。
  • 高レア武器の強みが薄く、ルートのご褒美感が弱い。
  • ストーリーは進展が少なく、おまけ程度に感じる。
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